【あやかし夜市】全エンディングネタバレ集(トゥルーエンド・ノーマルエンド・バッドエンド)
こんにちは、どりどんです。
今回は、「あそびごころ。」の人気脱出ゲーム「あやかし夜市」の3種類のエンディング内容をまとめていきたいと思います。
「あやかし夜市」は本当に面白いゲームなので、まだやっていない人はぜひやってみてください!
あやかし夜市って?
「あやかし夜市」は、福岡のアプリ制作会社株式会社 ACT*KEY(アクトキー)の制作する、大人気脱出ゲームアプリ。
病弱な弟と共に妖怪の世界の夜市に迷い込んでしまった少女が、ほしいものを手に入れ夜市からの脱出を目指す脱出アドベンチャーです。
このゲームの魅力は、ずばり3種類のエンディングが楽しめるマルチエンディング。
バッドエンド、ノーマルエンド、トゥルーエンドの3つのエンディングが用意されており、プレイするからにはぜひとも全部のエンディングをチェックしておきたいところ。
特に、巧妙に隠されたトゥルーエンドにたどり着けなければ、ハッピーエンドとはならないため、絶対にトゥルーエンドを見ておきたいですね!
3種類のエンディング
ゲームを進め、薬を手に入れて現実世界に帰ろうとすると、顔のない妖怪から取引を持ちかけられます。
この問いにどう答えるかによって、3種類のエンディングを見ることができます。
ここからは本当に本当のネタバレなので、未プレイの方は要注意でお願いします。
NORMAL END
顔のない妖怪との取引に「応じる」を選択した場合、ノーマルエンドを見ることができます。
少女:
わかった…。
妖怪:
あれ?本当にいいの?
少女:
その代わり約束して!絶対に…ヨウタを帰してあげて。
妖怪:
…約束しよう。おれは冗談は言うが、嘘はつかない妖怪だ。
少女:
…ヨウタ、この薬を飲んで。
ヨウタ:
いやだ…!おねえちゃん!!ぼく、おねえちゃんといっしょに帰る!
少女:
…ヨウタ…ごめんね。
妖怪:
…あとちょっとだったのに、残念だったね。
ヨウタ:
あの日気がつくと僕は家のそばの路地にいた。
ひとりだった。
僕は姉を身代わりにして帰ってきたんだろう。
ヨウタ:
僕は、あの日のことを大人たちに全て話した。
けれど…信じてくれる人は一人もいなかった。
ヨウタ:
当然かもしれない。
姉のことを覚えている人はいなかった。僕らの、両親でさえ。
ヨウタ:
…あの取引で、姉の顔が取られてしまったせいかもしれない。
それとも…。
そもそも僕に、姉などいないのか…。
ヨウタ:
あの日僕は、何か…事件に巻き込まれて頭がおかしくなった、…らしい。
気づけばまわりはそう言っていたし、今では自分でも…時々そう思う瞬間がある。
ヨウタ:
周りが言うように、はじめから僕に姉などいないし…あの日のことも全て僕の妄想。
…そう思うたびに、ひどく苦しくなる。
ヨウタ:
この苦しさにどこか懐かしさを覚える。
…心配する姉の声が、聞こえる気がする。
そうだ…僕にはちゃんとわかっている。
ヨウタ:
姉は確かに、ここにいたのだ。ずっと僕にを守ってくれていた。
みんな忘れてしまっても、誰も信じてくれなくても。
それはずっと、変わらないから。
ヨウタ:
僕は僕の大切なものを、ちゃんとわかっている。
だから…だいじょうぶだよ。…おねえちゃん。
ヨウタ:
欲しいものは決まっている。
どんな結果になっても、僕はきっと後悔しないだろう。
ノーマルエンド回収後のホーム画面は、大人になったヨウタひとりが夜市に向かう絵に変わります。
BAD END
顔のない妖怪との取引に「応じない」を選択した場合、バッドエンドを見ることができます。
少女:
…そんな取引…無理だよ…。
だって、薬は…欲しかったものはもう手に入れてるんだから…。
私たちは帰れるはず…。帰れないなんて、嘘なんでしょ…?
少女:
私は信じない…ヨウタ、帰ろう。
ヨウタ:
うん…。
妖怪:
なんだ…残念。あと少しだったのになあ。
まあ、おれは別にどちらでもいいさ。じゃあね…楽しい時間だったよ。
少女:
あ…出られたよ…!よかった…!やっぱりこの薬があれば出られたみたい!
はやくおうちに帰ろう、ヨウタ!
少女:
…ヨウタ?
ヨウタ…どこ…?
気がつくと、隣にヨウタの姿はなかった。
少女:
路地に戻り探しまわったけれど、どこにもヨウタを見つけることはできなかった。
…彼の言ったことは本当だったのだ。
あの薬で返れるのはわたしだけ…。
少女:
わたしだけが帰ってきてしまった。…ヨウタを置き去りにして。
…そんな……いやだ。わたし…ヨウタを守るって…。
妖怪:
だから言ったろう、価値はそれぞれだ。
少女:
!!
妖怪:
その薬は、お前さんが欲しかったものだ。弟のじゃない。
そうだろう?
少女:
…あの薬が欲しかったのは…わたし。
ヨウタ……ねえ、ヨウタは!?
妖怪:
さあ…?
少女:
あ…あなた……、どうして……。
どうして…出てこられたの…。
妖怪:
わかるだろう?
妖怪:
欲しかったものが手に入ったんだ。
あと少しだったのに、残念だったなあ。
少女:
わたしはきっと、選択を間違ったのだ。
面を外した彼は、弟によく似た目元で不気味に笑った。
バッドエンド回収後のホーム画面は、少女ひとりが路地に佇む絵に変わります。
TRUE ENDへの道 ~たどり着くための手がかり~
前述したように、「取引に応じる・応じない」の2択のどちらを選んだとしても、トゥルーエンドにはたどり着くことができません。
それでは、トゥルーエンドを見つけるための手がかりはどこにも示されていなかったのでしょうか?
実は、最終ステージ(ステージ8)には、最後に正しい選択をすることができるように、ちょっとしたヒントが散りばめられていました。
それに気づくことができれば、自力でトゥルーエンドにたどり着くことができるかもしれません。
ネタバレを見てしまう前に、以下の伏線を手がかりにして、もう一度トゥルーエンド回収にぜひチャレンジしてみてください!
手がかり① 顔のない妖怪の言葉
ステージ8で、花火を薬と交換するより前の段階で、薬屋の前に座っている妖怪に話しかけます。すると、
妖怪:
答えが出ない問いってあるだろう。どちらの答えも正しくない気がしてな。
…言ってることわかるかい。
という意味深なコメントが返ってきます。
手がかり② 薬屋の言葉
同じくステージ8で、花火を薬と交換した後、再び薬屋に話しかけます。すると、
薬屋:
しかしこの花火を探してずいぶんとあちこち奔走していたらしいな。
あいつなら花火も持っていたんだろうが。…気まぐれな奴だからな。
楽しんでいたようだし、早く終わらせるのは惜しいと考えたのかも分からん。
それに、奴と取引しなかったのは賢明だ。ああ見えてなかなかに妖怪らしく狡猾だ。
だがまあ、別に悪い奴ではない。つけこまれないように気をつけるんだな。
という言葉を聞くことができます。
これら2つの手がかりから、
- 答えを出す必要のない問いが存在する
- 顔のない妖怪と取引してはいけない
と考えることができます。
これを踏まえて挑めば、トゥルーエンドをきっと見つけることができるでしょう。
TRUE END
トゥルーエンドは、「取引に応じる・応じない」の画面が表示されたのち、どちらも選択せずにしばらく待つことで見ることができます。
少女:
………選べないよ。
ヨウタを残して…私だけ出て行くなんて、そんなの絶対にできない!
少女:
だけど…ここであなたと取引してヨウタだけを帰しても、
…きっと悲しい思いをさせてしまう。ヨウタにそんな思いをさせるのは嫌…。
ヨウタ:
おねえちゃん…。
少女:
あなたもここから出たいんだね…。
だけど…そんな取引はできないよ。
ここからずっと出られなくても…わたしはヨウタと一緒にいる。
妖怪:
……ふ。
あっはは!これはおれの完敗だ。
…冗談だよ。
少女:
え……。
妖怪:
いや、話したことは本当さ。
妖怪:
そのままじゃ、お前さんの弟はここから出られない。
少女:
でも、じゃあこの薬は…。
妖怪:
それはお前さんが欲しかったものだろう。ヨウタが欲しかったものじゃない。
それが弟のためのものだとしても。…価値は、それぞれさ。
少女:
じゃあ、ヨウタが欲しかったもの…あ!
妖怪:
そうそう、これだろう?
少女:
これ…。
ヨウタ:
花火だ…!ありがとう!
妖怪:
あんたたちには楽しませてもらった。おれには最高に価値のある時間だったよ。
これは…その礼だ。
少女:
あ…。
ぜんぶ…消えていく…。
ヨウタ:
…あ!帰り道…!
妖怪:
じゃあね。達者で。
少女:
あの日、あの場所にいた時間はとても長く感じたけれど…
外に出ると、いつもの景色は夕方のまま…時間はそう経っていないようだった。
あの出来事は、すべて夢のようで…けれど夢というにはあまりにも鮮明だった。
少女:
彼の…あの妖怪の最後の問いに、正しい答えはあったのだろうか。
彼は最後まで私たちを助けてくれた。
少女:
けれど、どこかであの取引を持ちかける機会をずっと伺っていたのかもしれない。
彼の言葉に、嘘はなかったように思う。
少女:
きっとあの花火がなければ…ヨウタは本当に帰れなかったのだろう。
あの時の私の答えが少しでも違えば…今は大きく変わっていたんだろうか。
その答えを知ることはきっともうないけれど。
少女:
あの薬を飲んだヨウタは、はじめから病などなかったかのように元気になった。
今ではすっかり身長も伸びて、もう私の背も追い越してしまった。
少女:
……結局私たちは、あの日のことを誰にも話すことはなかった。
…話せば、すべて嘘になってしまう気がした。
少女:
あの時のヨウタにとって…何にもかえがたく価値のあった花火。
けれど、今のヨウタにとってはあの時のような価値はないかもしれない。
私たちの価値はそれぞれで…そして少しずつ変わっていく。
それでも…本当に大切だった。それはきっと変わらない。
少女:
あの花火の鮮やかな色を今もヨウタは覚えているだろうか。
私は今…私にとって価値ある大切なものをちゃんと守ることができているだろうか…。
少女:
もしも今の私たちがあの夜市に紛れ込んだとしたなら…。
いったい何を欲しがるのだろう。
トゥルーエンド回収後のホーム画面は、兄妹ふたりで手をつなぐ絵に変わります。